いにし雑記ブログ

あるブログの雑記を引き継いだブログです。服や靴、電化製品、本など好きなものを紹介しています。

イヤホンについて

2020年3月26日ころに書いた記事です。

僕はイヤホンが好きです。沼にハマっている、というほどではないですし、それほど高級機種ももっていませんが。街中を見渡してもイカしたイヤホンつけている人が少なく、みんなapple・・・みたいな感じで悲しくなるので、ちょっと書いてみたいと思います。

 

イヤホンの基本

まずイヤホンは音楽を鳴らすものです。それこそ100円均一で売っているイヤホンから10万を超える高級機種まで様々存在します。スマホに付属しているイヤホンで十分という気持ちもわからなくもないですが、イヤホンを変えるだけで、いつも聞いている音楽が全然違うものに聞こえてくるようになるので、ちょっといいものを使う事をおすすめします。

僕が考えるイヤホンを選ぶポイントは3つあります。

① 装着感

② 音質(好きか嫌いかでOK)

③ 接続方式(無線か有線か)

この3つがとても重要です。4番目は見た目かな?イヤホンがかっこいいか、も一つの選択基準です。値段は高いものから数千円のものまでいろいろあり、数千円でもかなり音がいいものもたくさんあるので、自分が出してもいい、と思える値段の中からイヤホンを探すのがいいかな、と思います。

 ① 装着感について

まずはじめ①の装着感について話します。みなさんあんまりこれを重視している人は少ないかもしれませんが、かなり重要です。イヤホンが耳にフィットすると非常に気持ちよく音楽に没頭できます。洋服でもサイズ感が最も重要であり、サイズのあっていない洋服ほどイケてないものはありません。靴もサイズ感が最重要ですし、同じように身につけるイヤホンもサイズ感が最も重要な点になります。試着するのと同様、こればっかりはいろいろお店でつけてみないとわからないので、つけてみて装着感がいいかどうかを試す必要があります。これあまり知っている人いないかもしれませんが、装着感をよくする簡単な方法があります。下の図を見てみましょう。

 

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図;イヤホンの装着方法 

図のようにイヤホンをつけるときに、耳を後ろに引っ張りながら装着するとイヤホンのフィット感は格段に上がります。やったことなければ、一度試してみるといいかもしれません。今使っているイヤホンがグレードアップするかもしれません。装着感は個人差が大きいので一般的な事は上記のイヤホンの装着方法以外にあまり万人にあてはまるものはありません。いろいろつけてみましたけど、個人的にはShureのイヤホンが一番装着感がよく一度試してみるといいかもしれません。Shure掛けというちょっと特殊な方法でイヤホンをつけるので、ちょっと慣れがいりますが、今やだいぶ有名になったので、たくさんのイヤホンがこのShure掛け前提で作られています。Shureがちょっと大きくて、耳がいたくなるかも、という人はwestoneのイヤホンを試してみるといいかもしれません。これも装着感がすごくいいイヤホンです。Shureよりも若干小さく作られており、持っていませんが、すごくいいな、と思うイヤホンです。万人におすすめできる装着感がいいイヤホンはShureとwestoneかな、と思います。もし、興味がある人がいれば試してみてください。

 ② 音質について

音質は聴いてみて好きなものを使えばいいのですが、大体値段と音質は比例します。なので、「自分がどれくらいの値段ならイヤホンにお金を出してもいいかな」と思うあたりから選べばいいかな、と思います。はじめて、スマホ付属のイヤホンじゃないものを選ぶ場合は1万円台くらいの値段のものを選ぶのがいいかな、と思います。音質は誰が聴いても付属のイヤホンと違い、明らかに良い音、とわかるものが1万円台からあります。次のステップとしては3-5万円あたりかな、と思います。これくらいの値段のイヤホンを買おうとしている人はこの記事を読む必要はないと思いますが。。僕は大体このあたりです。5万までなら買おうと思うのですが、10万はないかな、と思ってしまうあたりです。

1万円台くらいからのイヤホンにはそれ以下の値段のイヤホンと明確に違うところがあります。それは以下の2点です。

・リケーブルできる。

・ドライバーの種類がいろいろになる。

まず線がリケーブルできるということです。リケーブルと言うのは、イヤホンの線を交換する、という事です。イヤホンのケーブルってよく断線するんです。安い機種だと断線したらもうイヤホンは使えなくなるので、捨てないといけません。しかし、この値段帯のものはリケーブルできるものが多いので、断線して駄目になってもケーブルだけ交換してやればまた使えるのです。最近ではケーブルを無線のものに交換すれば、ワイヤレスイヤホンとして使うこともできるんです。イヤホンの本体が壊れる事はあまりないので、線だけ交換すればいいです。これは本当に便利です。しかも気に入ったイヤホンを長く使えます。ケーブルを替える事で音質もいろいろ変化し、それを楽しむのも1つの利点です。かなり音の感じが変わります。ざっくり話すと、銅線だと低音、銀線だと高音が強調されるような感じになります。近年は中華系の安い線もたくさんあり、昔ほどリケーブルにお金もかからなくなってきていますので、いろんな線を買って楽しむのもいいかもしれません。リケーブルできるのはイヤホンの大きな楽しみの一つです。1万円台くらいからはリケーブルできる機種が圧倒的に多くなります。

次にドライバーの種類がいろいろ増える、ということです。ドライバーっていうのは音を出す機械みたいな認識でいいかな、と思います。ドライバーには基本2種類あります。ダイナミックドライバー(DDとか略されることもあるかな?)とバランスド・アーマチュアドライバー(長いのでBA型とか略されます。)があります。ダイナミックドライバーはスピーカーとかに使われるドライバーで、ざっくり言うと「安価に作れて、迫力がある低音がでる」ドライバーです。BA型ドライバーは補聴器などに使われているもので、「解像度の高い中高音が得意」なドライバーです。安いイヤホンは基本的にダイナミックドライバーのみですが、1万円超えてくるあたりから、BA型ドライバーが複数個積んだイヤホンが出てきます。最近ではダイナミックドライバーとBA型ドライバーの両方を積んだハイブリッド型というイヤホンもあります。高級機種はBA型を複数個積んだものが多くBA型ドライバーは値段高めです。BA型を聴いたことない人はできたら、ぜひ聴いてみてください。解像度がいいので、今までのイヤホンで聞こえなかった音が聴こえるようになってきます。僕もはじめて買った高級機種はShure SE 425というイヤホンでBAを2基積んだものでしたが、ドラムのシンバルやハイハットがそれはそれはきれいに聴こえてすごく感動したのを覚えています。ドライバーの話は忘れてもらって結構ですが、この値段帯だとダイナミックドライバーのイヤホンも別物の音が出るようになってきます。ドイツのSennheiserという会社のものはダイナミックドライバーが得意な会社ですが、とても迫力のあるきれいな低音を聴かせてくれます。すべてのイヤホンの基本と言われたり言われなかったりする超定番のShure SE 215SPEもダイナミックドライバー1基ですが、とてもいい音がします。1万円台のこの価格帯のイヤホンからはリケーブルもでき、いろんなドライバーの音が聴けるので、ここらへんから入るのがおすすめです。下におすすめ機種をいくつか書いておきます。(しかしこれは超個人的なおすすめなので、何も根拠がありません。音は感性なので、自分で聴いてみるのがベストです。)

 

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図:おすすめイヤホン

 ③ 接続方式について(無線か有線か)

今まで、ほとんど有線前提でお話を展開してきましたが、イヤホンには有線のイヤホンだけでなく、無線のイヤホン(線がないやつ、Bluetoothスマホに繋ぐ:ワイヤレスイヤホン)もたくさんあります。ただし、有線の音と比べると、まだ無線の音は音質が落ち、こもった感じで聴こえます。音質を表現すると、無線の音質は1-2万円くらい安いイヤホンくらいの音しかしません。もしかしたらそれ以下かもしれません。それくらい音質は落ちますが、線がない便利さは何者にも変えられないですよね。特に運動する時に音楽を聴きたい人や満員電車で音楽聴きたい人、何かの作業中に音楽が聴きたい人など、無線の便利さは半端ないです。最近はワイヤレスイヤホンも多くでてきています。これに関してはまだ僕もあまりよくわかりません。高いものでも3万円くらいでこれくらいの機種になると結構満足できるのではないかな、と思います。有線の方が音がいいとは言え、やっぱりこの便利さが半端ないので、最近は半分以上ワイヤレスのイヤホンを使っています。ここ1年くらいのワイヤレスイヤホンは接続の安定性も高くなりましたし、電池のもちもすごく長くなってきているので、満足度が高いものも増えてきています。でも完全ワイヤレスイヤホン(全く線がないやつ)は耳から飛び出ているものが多く、あまりオシャレじゃないですよね。ここ最近はとても普及しましたが、一番駅などで見かけるイヤホンはあのAirPodsです。appleの影響力の強さは半端ないですね。AirPodsProになって少しうどん部分が短くなりましたね。appleのデザインは好きではないですし、音もすごくいいわけではないですが、万人受けがする便利なイヤホンであることは間違いないです。ワイヤレスイヤホン全般に見らられる、デザインの悪さはぜひ改善してほしいところですが、まだ技術的に難しいと思います。おそらくここ数年のうちにいいワイヤレスイヤホンが次々に登場すると思いますので、それを待ちましょう。

 

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図:ワイヤレスイヤホンについて

僕が使っているのはShennheiser momentumっていう完全ワイヤレスイヤホンです。ワイヤレスの中では音はいいですが、電池持ちはかなり悪く、1日充電しないと放電され、電池がなくなってしまいます。僕は基本的に通勤でしか使わないので、家にいる時は常に充電されており、困る事はありませんが、便利なものではないですよね。でも音はいいですし、装着感はかなりいいです。装着感は最も重要なポイントなので、これが良くないと使う気にもなれないです。今度Shennheiser momentum の後継機種が発売されるようです。電池持ちもよくなり、少しだけイヤホン自体も小さくなるようなので、興味のある人はチェックしてみてください。もし、有線のイヤホンで装着感もよく気に入ったものがあれば、それを無線化するBluetoothケーブルもあります。僕が使っているのはShureのBT2というやつですが、電池は8時間以上持ち、接続もよく音もそこそこいいですので、ShureやWestoneとかを使っている人で無線化したい人にはおすすめできます。(MMCXじゃないとBT2は接続できないので注意)ワイヤレスイヤホンの進化は本当に早いので、この記事が出て数年くらいすれば全く違う世界になっているかもしれませんね。

 

やはり雑記の方がスラスラ書けてしまいますね。イヤホンはいつか書きたい内容だったので、もうそれはスラスラと。。。なぜこんな趣味全開のどうでもいい記事を書いたかと言うと、①の装着感で書きました、「耳を引っ張りながら装着すると装着感が格段に上がる」と言うのは案外みんなやっていないからです。簡単な事で非常にイヤホンQOLが上がるので、ぜひみなさんにもやってほしいな、という感じです。この装着方法は電気屋さんの人が言っていたので、おそらくイヤホンマニアの中では当たり前の話なのでしょうが、我々一般人にはなかなか伝わってこないので、広めたくて記事にさせていただきました

ということで今回はイヤホンという、かなり人によってはどうでもいい内容のものをかきました。Youtubeとかにはたくさんイヤホンのレビューがありますので、興味があれば、そちらを参考にするといいのではないかな、と思います。イヤホンに興味のなかった人はすみませんでした。次回からまた心臓に戻りますので、よろしくおねがいします。

 

追記:(ここは掲載していません。)

ここからは僕のイヤホンとの個人的な話です。僕がイヤホンに興味をもったきっかけはイヤホンの断線です。学生の頃はお金もなく、安い機種を使っていましたが、使い方が荒いせいか1年に2-3回断線していました。その度買い換えるのが嫌になって、線だけ交換できるものないかな、と思って電気屋に足を運びました。その頃には社会人になり、ちょっとお金も出せる身分になっていたので、それも大きかったかもしれません。その頃はリケーブルできるイヤホンは高級機種しかありませんでした。しかもケーブルも結構高かったので、節約にはならなかったのですが、初めて高いイヤホンを試聴して世界が変わりました。今まで聴こえなかった音が聴こえ、すごい迫力で音楽が伝わってきたのです。その時一番ほしかったのはShureのSE535でしたが、5万近い値段だったので、さすがに手がでませんでした。ちょっと妥協してSE 425を買いましたが、解像度が高く、6,7年近くリケーブルしながらずっとこのイヤホンだけを使って生きてきました。試聴してもSE 425よりいいと思えるイヤホンがあまりなく、あっても5万以上してとても手がでないものでした。しかし1-2年前に久しぶりにめっちゃ感動したイヤホンがありました、JVCのHA-FW01です。これはダイナミックドライバーのもので、木の振動板を使っています。低音がきれいで、迫力があり、SE425と全く違う音で非常に魅了され、ちょっと高かったのですが、買ってしまいました。音は本当に良かったのですが、装着感がそれほどではありませんでした。そこがちょっと不満です。でも本当にいい音です。この経験のおかげで、Shureの装着感の良さが改めてありがたく感じられました。これでShureのような装着感ならば、`イヤホン沼`は終わっていたでしょう。しかしまだイヤホン沼は続きます。。まだ手にいれていませんが、今年のどこかのセールでShure SE 846が7万円台になったら、買おうかと思います。SE 846は約10万円するイヤホンで、BAを4基積んでいるイヤホンです。低音がきれいでいい上に、解像度も高いというイヤホンの頂点みたいなやつです。これがおそらくイヤホンの最終着陸地点ではないか、と僕は考えています。しかし、5万円を超えるイヤホンって。。。と思いますが、世の中10万超えのイヤホンはいくらでもあります。また最近では完全ワイヤレスイヤホン(TWS)が次々に発売されています。2019年には音がよいTWSも色々発売され、ノイズキャンセリングも乗っけてくる機種が出てきました。現在持っているShennheiserのTWSでとても満足していますが、後継機種のmomentum true wireless 2は電池の改善があり、ノイキャンもついて、サイズ感も少し小さくなっており非常に気になるものです。後Panasonicの高級機種、Technicsからノイキャン付きのTWSも出るので、これも非常に楽しみで一度聴いてみたいです!見た感じフィット感悪そうだけど。個人的にはDenonという会社が好きなのでDenonからTWSが出るのを心待ちにしている現在です。いや、カメラとかと同じで、イヤホン沼は深いです。。。でもまだ、次に買いたいイヤホンがあるくらいが楽しくてちょうどいいのかもしれません。